もはや何というか…。

もはやここまで来ると良いとか悪いとかを通り越して、失笑せざるを得ない朕だ。

○「妻だけゴルフ接待」、元専務に依頼 守屋容疑者
2007年11月29日17時31分
収賄容疑で東京地検特捜部に逮捕された前防衛事務次官守屋武昌容疑者(63)が、贈賄側の軍需専門商社「山田洋行」元専務の宮崎元伸容疑者(69)に対し、自らの都合がつかない場合、妻の幸子容疑者(56)だけのゴルフ接待を依頼していたことが、関係者の話でわかった。守屋前次官が他の受注業者からゴルフ接待を受ける日を指定して頼んでいたという。宮崎元専務が接待攻勢をかけていただけでなく、守屋前次官側から接待を求めていた側面も浮かび上がった。

関係者によると、守屋前次官は、山田洋行以外の防衛装備品の受注業者から週末にゴルフ接待を受ける約束をした際、宮崎元専務に連絡し、幸子容疑者だけをゴルフに連れていくよう頼んでいたという。

これらのゴルフ接待とは別に、宮崎元専務が幸子容疑者だけをカラオケクラブなどで接待していたこともすでに明らかになっている。
また、幸子容疑者は04年、自分名義の銀行口座に、山田洋行の米国子会社元社長の秋山収容疑者(70)=業務上横領容疑などで逮捕=が管理していた口座から、2回にわけ、日本円換算で計約200万円の米ドルを振り込んでもらっていたことがわかっている。…略…守屋前次官夫妻は、防衛省の装備品納入などで便宜を図ったことへの謝礼などの趣旨であることを知りながら、03年8月から06年5月までの間に12回にわたり、北海道や九州などのゴルフ旅行の接待を宮崎元専務から受けていた疑いが持たれている。ゴルフ旅行では、航空運賃、宿泊費、ゴルフのプレー代、観光にかかる費用などすべてを元専務側に負担してもらっていたとされる。 *1

もはや何というか、アホくさいというか、見っともないというか…。自分たちで「おかしい」とか「ヤバイ」とか思わなかったのだろうか。その馬鹿さ加減が笑えてくる。金と人生をかけた一世一代のギャグだったのだろうか。
ラーメン屋に行ってラーメンを一杯おごってもらう程度ならともかく、ゴルフ行ったり金を振り込ませてみたり何てことを国民が許すわけが無かろう。この人たちがどういう教育を受けてきたのかは知らないが、とりあえずまともな人間の感性ではできないことであろう。いずれにしても、ここまで来るとある意味無垢というか、みんなが失笑する様をみて笑いを取りたかったのかと思えてくる。

善意は…

時として自分に災いをもたらしかねない…まさにそれを物語る事件だと思う朕だ。

○クジラ救出作業中の死亡事故で減免署名約8300人
11月28日7時51分配信 産経新聞
行政主導の作業で発生した事故の過失責任を、なぜボランティアが負わなければならないのか−。愛媛県宇和島市の大内漁港で今年3月、クジラの救出作業中に起きた事故責任の所在をめぐり、地元では疑問の声が沸き上がっている。救出作業では、手伝っていた男性1人が海に転落して死亡し、宇和島海上保安部は同じ船に乗っていた別の男性を業務上過失致死容疑で書類送検した。しかし、そもそも2人はボランティア。負わされるべき責任があったのか。地元ではこれまでに、処分の減免を求める約8300人の署名が集まった。
以下略*1

どうも、助けた鯨が暴れだしたらしく、そのあおりを食って船が揺れてしまったらしい。その結果、乗っていた人が転落してしまったということのようである。この作業の際、鯨の尾ひれには近寄らないことを事前打ち合わせで決めていたらしい。そこで、胴体にロープを巻きつけ、沖まで曳航しようとしたそうだが、上手く縛り付けられなかった。そこで、尾ひれにロープを縛り付けて引っ張ったようだ。このとき、件の事件が起きたわけだ。
これは行政が呼びかけた形で行われた活動であり、普通は呼びかけた人が責任を取るものである気がする。仮に、行政にその気が無いのであれば、事前に何かあった際、誰が責任を取るのかを明確にしておくべきではなかったのだろうか。もちろん、ボランティアの人たちも救命胴衣を着けていなかったことは、やや軽率な感はある。そこはそこで責められるポイントであるかもしれない。しかし、だからと言ってボランティアの人一人に責任を押し付けるのは考えものである。
まぁ、警察とかその類の組織は、基本的に「誰が悪いのか」を決めるところだから、ある意味職務に忠実なのかもしれないが…。

なんで子供まで殺した?

どうも残念な結果になってしまいそうな香川の事件に強い憤りを感じる朕だ。

○香川3人不明 義理の弟を逮捕へ
11月27日18時17分配信 産経新聞
香川県坂出市でパート従業員、三浦啓子さん(58)と孫の山下茜ちゃん(5)、彩菜ちゃん(3)姉妹が行方不明になった事件で、啓子さんの義理の弟が坂出署捜査本部の事情聴取に対し、犯行を認める供述を始めたことが27日、分かった。「3人を殺して山の中に捨てた」と供述しているといい、捜査本部は容疑が固まり次第、殺人などの疑いで逮捕する方針。

これまでの調べでは、姉妹は今月15日午後6時ごろ、自宅隣の三浦さん宅に泊まりに行った。翌16日午前7時50分ごろ、姉妹の母親の佐智子さん(34)が迎えに行くと、3人の姿はなく、寝室のベッド脇のカーペットがL字に切り取られていた。寝室の畳には多量の血がしみ込んでいたほか、壁や浴室などでも血痕が見つかった。
…以下、略*1

我々にはあずかり知らぬ様々な事情があったのかもしれない。しかし、だからと言って人を殺してよいのだろうか。部屋に飛び散った血を見たお母さん、お父さんの気持ちを犯人は少しでも考えたのだろうか。たった今、ニュース速報で逮捕されたことが報じられている。もはや名前までしっかり出てしまった。ここでは、「万が一」ということがあると悪いので、本決まりになるまで名前は伏せるが、いずれにしてもこの事件の犯人は間違いなく地獄へ落ちる。救いはどこにも無い。警察で洗いざらいしゃべったのかもしれないが、それはごく当たり前のことなのである。それは何も評価されないし、誰も評価しない。
まして、何の落ち度もない子供を殺した奴に、いったい何の権利があるだろうか。無い。何も無い。この犯人は少なくとも、四度殺される。一度目は社会から抹殺される。二度目は自分自身の心に抹殺される。三度目は地獄で生まれ変わるまで抹殺される。生まれ変わった後も抹殺され続ける。犯人は複数犯らしいが、ことを諌めなかった奴も同様に殺されるであろう。
まだ遺体が見つかったわけではないし、非常に少ない確立ながら、警察が先走っただけ…ということもあるかも知れぬ。朕としては遺体が見つかるまで生還を願いたい。

素直に伝えることの大切さ

素直に感心した朕だ。

○亀田興がジャッジ批判 「おかしい判定いっぱいある」
11月26日17時2分配信 産経新聞
ボクシングの亀田3兄弟の長兄、興毅選手(21)は、メキシコ修行中の三男、和毅選手(16)が、出場した大会「ゴールデングローブ」準決勝で判定による引き分けとなり、敗退した試合について…試合のジャッジを強く批判した。
…「まあ敵地やからしゃあないって思いたいけど(中略)、特に今回の試合は今まで以上に圧倒的に勝ってたのになんであの試合で引き分けか意味がわからん」と強烈批判。
「大会の実行委員長がこの判定に怒ったみたい」として再戦が決まったことを明らかにした…。
…相手を口汚く挑発するだけだった以前と比べ、「相手も再戦することを受け入れてくれたから感謝せなあかん」と相手への気配りする一面も。終始、不可解な判定で苦しめられる選手の立場から「選手はお互い一生懸命頑張って戦ってる。だから変な判定で潰されたらかわいそうやから」とジャッジに“クリーンな判定”を求めた。*1

変に強がらず、素直な気持ちを書いたようである。最初からこうしていればよかったのだ。世の中にはいろいろな理不尽がある。以前までだったら、ただ悪態をついて、いらぬ反感を買って損をしていたように思う。そうではなく、自分たちのことだけではなく、相手のことも考えられるようになったのは素直に評価すべきであろう。
歳相応のことをしているだけ…という人もいるかもしれない。しかし、歳相応になってもできていない大人は少なくない。テレビで見っともないコメントを垂れている人よりはよっぽど良いと思うのは、朕だけだろうか。
人間、馬鹿なのは仕方がない。馬鹿は直せるものであるから、それほど恥じることでもない。ただ、直すには自分に寄せられた批判をどれほど素直に聞き入れることができるのか? というところにかかってくるとは思う。そうできる人は同じミスをする可能性はグッと減っていくし、それができない人は、一生直せないわけで、一生直せないとなると、それはいよいよ恥ずかしいことになってくると思う。
今まで、亀田家の面々は「頑なに守るべきもの」を間違えていたように思う。守るべきなのは、外面ではなく、心である。亀田家は心を守るために外面を気にしていたのかもしれないが、その結果、世間一般に心を伝えきれなかった。こころを伝えるには、素直にそれを出すことが肝要であろう。今回、自分の弟が受けた理不尽な仕打ちに、自分の心をさらけ出したわけだが、とても素直で好感を持てた。素直な言葉で、自分の言葉で伝えることの大切さを改めて感じた次第である。
我々も、亀田兄弟が素直でいる限り、彼らの試合をもう少し素直に眺めてみても良いのではないか? という気がしてきている朕だった。

電車の人身事故

10月に実害を受けた朕だ。一時間近く待たされたなぁ。マジで頭来たよ。死んだ人のことを悪く言わない方がいいとは思うが、でもムカついた。死ぬなとは言わないが、人の迷惑を考えて欲しい。もっとも、この感情は、相手が自殺した…という前提だが。もしそうではなかったのだとしたら申し訳ない限りだ。

高崎線、人身事故で運転見合わせ
2007年11月25日17時53分
25日午後5時ごろ、JR高崎線籠原(埼玉県熊谷市)―熊谷駅(同)間で人がはねられる事故があり、上下線で運転を見合わせている。
この影響で湘南新宿ラインも、高崎線直通の列車が運転を見合わせている。*1

電車が人をひいてしまった場合、「人身事故が発生しました。現在、負傷されたお客様を救助しております」という放送が流れる。ただ怪我をしただけなら、何人かで引っ張りあげれば済む話である。しかし、人身事故が起きた場合、最低でも一時間は拘束されてしまう。なぜか?? そこは言わなくても分かるよね…。一時間もかかる作業があるわけですよ…。どういう状況なのかはあまり考えたくはないのぉ。
いずれにしても、自殺ならば死ぬ前にできることはあっただろうし、事件であれば、普段からホームの真ん中あたりに立つようにしていれば、押されることもないだろう。