ギョウザ云々ではなく、もう中国製は怖いな。

当の中国から「冷静に対応を」って言われても、いまひとつそうする気にはならない朕だ。

○<続報><中国製ギョーザ中毒>安全重視を強調、日本の消費者は「冷静な対応」を―中国大使館
2月2日11時8分配信 Record China
2008年1月31日、在日本中国大使館の報道官は冷凍ギョーザ中毒事件に関して談話を発表、被害者への配慮を示すと同時に、日本の消費者が「客観的で冷静な態度」を取るように希望するとコメントした…。
報道官は、中国政府が食品安全を非常に重視しており、食品企業への厳格な管理を行っていると強調、日本の消費者に「客観的で冷静な態度」を取ることを希望するとコメントした。(翻訳・編集/KT)*1

外食産業においては、中国産の農産物を利用せずに経営を成り立たせることは出来ないらしい。そこらへんの事情はわからないでもない。日常生活で中国製品がなくなったら、おそらく生活が成り立たなくなるのではなかろうか。いま、朕の周りにある中国製品を探してみた。飲食物で限ってみると、ウーロン茶があった。中国製ではないウーロン茶ってあるんだろうか。それくらい、身近になっているものの一つであろう。
朕は寮で暮らして久しく、自分で食品を買う機会というのは、普通の人々よりも少ないように思われる。しかし、寮母さんが加工食品なり、半加工食品を使用していないわけもなかろうし、そもそも、すべての食品に原産国が表記されているわけでもないらしいから、仮に用いないよう注意するにも限界があろう。
今回の事件は、社会の様々な面に影響を及ぼしている。まず、この毒入りギョウザを販売したのが生協であった、ということに対するショックがあろう。生協の製品というと、健康的で、添加物が少なくて…というイメージを持っていた人は少なくないのではないか。朕は小学生時分に母親が生協の宅配サービスを利用していて、そのカタログを暇つぶしに見ていた経験がある。そのとき、いかにもヘルシーな印象を与えるような…まさに、「有機栽培」だとか、「カロリー控えめ」といった言葉が見受けられたように記憶している。すべてが間違いではないだろう。しかし、生協の人たちが直接作っているわけでもない…ということは、少し考えればわかることである。この点については、われわれ消費者の側も反省すべき点はあるかもしれない。もっとも、いくらなんでも食べて死に至る恐れのある食い物…っていうのは予想も出来なかっただろう。これは産地偽装なんてものの比ではないほど悪質だ。
また、今回の一件は日本人の中国観を如実に物語る出来事となったのではないか。中国の偽ブランドやディズニーキャラのパクリ、DVDの海賊版など、何でもありなお国柄に加え、食い物の管理やら何やらにもともと不信感があったときにこの一件である。日本人の大多数に「ああ、やっぱり中国か」という気持ちを呼び起こしただろう。しかし、捜査が進むにつれて、かなり人為的なものである線が強まっている。最初から「中国のものは…」ってスタンスはまずかった気がしないでもない。
もっとも、人為的な行為であれ、中国側の製造過程の問題であったとして、犯人は中国側か日本側か、或いはギョウザを運んだ船の船員の可能性もあろう。日中の捜査機関が協力して…何てことは太陽が西から昇ることと同じくらい難しそうだな。いずれにしても、人為的であれなんであれ、野菜についた農薬を洗剤を使って洗わないと食えないほど…っていうのはかなり怖いな。まぁ、現地の人たちがバタバタ死んでいないんなら、いいのかもしれんが、この手のものって、何年も後になって体に来るからね。
少なくともキムチは日本製以外買っていない朕であった。毒を盛られるくらいなら、ばい菌で腹を壊したほうがいくらかマシな気がするわぃ。

*1:ヤフーニュース速報、元記事所在不明、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080202-00000007-rcdc-cn、レコード・チャイナ