床屋

床屋には、大学に入って以来、2回しか行っていない朕だ。

○激安「1000円」理髪店と街の床屋さん どちらが生き残る?(J-CASTニュース)

  • 「QB HOUSE」の店舗数は年々増加している

「10分」という早さと「1000円」の安さを武器に、全国に368か店(2007年12月25日現在)を展開する「QB  HOUSE」(キュービーネット)。07年11月にイオンモール羽生店(埼玉県)や大塚駅前店(東京都)など5カ店、12月にもイオン富士南SC店(静岡県)と百合ヶ丘店(神奈川県)を出店し、相変わらず勢いがいい。ところが、理容業界からは「ひと頃ほど攻勢が強まっているという印象はない」(全国理容生活衛生同業組合連合会)との声が漏れる。激安店の出店は曲がり角にきたのか。
激安店は、女性が利用する美容院にも広がっている。…

  • 東京都内はすでに減少傾向?

従来の、いわゆる町の理髪店で構成されている全国理容生活衛生同業組合連合会(全理連)の話では、「(激安理髪店の出店は)この1、2年は減少傾向にあるようです」という。一時は激安店に「常連客を奪われた」との声も多く聞いたが、それも以前に比べて聞かなくなった。激安店がすでに飽和状態にあるとみているようだ。
町の理容店では、「リニューアルオープンは目立つ。(激安店は)集客力が勝負だから、立地のよいところにつくり直し、その一方でコストを削りながら利益を上げるしかない。家賃負担や移転費用などが思った以上にかかっているのではないか」とみている。
…「(町の理髪店は)顔の特徴をつかみ、それによってカットの仕方や手順が違います。いわばデザイン料が含まれているんです」…半面、美容師と違って、こちらの悩みは理容師不足。若手のなり手がおらず、高齢化が進んでいることや、激安店のようにシャンプーやクリームの一括購入ができないため、仕入れコストが高いのが難点。…
[J-CASTニュース:2007年12月29日 15時15分]

朕が初めて行った記憶がある床屋は、朕の父方の爺さん・婆さんの家の近所の床屋さんである。床屋としてはかなり大規模で、床屋夫婦と他に3人くらいが働いていた。床屋にいくとある、あの独特の椅子も5脚あったように記憶している。その床屋は拠点を移し、現在朕の実家がある町に移っている。今は夫婦二人でやっているようだ。
朕が最後に床屋に行ったのは、多分大学2年生のころではなかっただろうか。それ以後は自分でバリカンを使い、坊主頭にしている。電気バリカンを買うための初期投資が2000円程度である。特に髪型にこだわりがなければ、これほど安上がりなものはなかろう。
一方、一般社会人で、人と面と向かい合うような仕事をしている人は坊主頭は憚られるように思う。まぁ、七三ワケができるような長さで持って髪の毛をそろえるのだろうか。いずれにしても、坊主にする人は少ないだろう。そうなると、やはり床屋は滅びる類のものではなかろう。
朕が床屋に行くと、大体はスポーツ刈りにしてもらう。金を払ってやってもらうのだから、向こう3ヶ月は床屋を再訪したくはない。朕のように、髪型にこだわりが何も無い人間にとっては、床屋にはできるだけ行きたくないのである。また、人によっては、床屋で話しかけられるのが嫌…って奴もいるのではないだろうか。実は、朕はそれにも当てはまる人間で、床屋ではボーっとしているか、寝たふりをして過ごす。話すことは特にないし、向こうが話題を振ってくれても、朕にとって関心がないことであると、逆に話をあわせるのに苦しくなってくる。話をしてくれるよりは、すばやく終わらせて欲しい…朕はそう思いながら床屋に行く。
ただ、何回か行っていると、床屋は朕がどういう髪型にするのかを心得るものだから、朕が椅子に腰掛けた途端、そのままスポーツ刈りにしてくれる。会話もあいさつ程度にとどめてくれるお陰で、快適に過ごせるようになる。朕が新潟にいたときに、そういう床屋とめぐり合って、そこは非常に快適だったし、腕もよかったように思う。
どっちも同じ条件であるならば、当然料金の安いほうに行くんだが、朕としては変な頭にされてしまうくらいなら、少しの出費は我慢して、町の床屋に行く。まぁ、スポーツ刈りを失敗する床屋なんているのか分からんが。ただ、シャンプーと髭剃り、髭剃り後のマッサージはして欲しい。となると、やはり朕は床屋に行くしかないのだろうな。
朕としては状況や髪形のイメージに合わせて選びたいと感じた次第である。