我が帝国の国旗

そういえば、作っていなかった朕だ。
まずは以下のニュース記事を見て欲しい。

ウェールズのイアン・ルーカス労働党議員が英国国旗をウェールズ旗のドラゴンを取り入れたものに改めるように提案していたが、まさかこの(この記事の下に出てくる、最初の画像)デザインが人気を集めるとは想像もしなかった。…今回の企画はちょっとした遊びだった。いや、新しいユニオン・ジャックを考える機運を呼び興したか?投票の9%は「現在のデザインのままがいい」だった。この意見の人たちの殆どは、どの提案にも反感を抱いたようだ。…送られてきたものの中から私たちがベストと判断した20の作品を選び出し、1週間にわたってオンライン投票を行った結果、投票の55%がサングラス・ドラゴン(この記事の下に出てくる、最初の画像)という圧倒的な評価を得た*1

なかなか面白い。ネタとして流せる人も、そうでない人も、イギリスにはいた様であるが、概ね楽しめたのではなかったのだろうか。それとも、海のはるか向こうの日本人の他人事的感性から来る感想なのだろうか(まぁ、多分そうだと思うが)。まず、イギリスで一番人気があったものを提示しよう。

これは『天元突破グレン団』という漫画が元ネタになっているようである。思いのほか、ユニオンジャックとマッチしているように感じるのは朕だけだろうか。あっちのロック好きの人たちに受けそうなデザインではある。事実、オフスプリングのシンボルマーク(といっていいものだろうか)と似ているような気がする*2。次のものはイギリスで2位になったものだという。

これは『ゼロの使い魔』というものが元ネタになっているらしい。まぁ、どう見てもmade in Japanであるわけで、人の国の国旗で遊んで良いのかどうなのか…朕は良くないと思うがなぁw 3位のデザインは何だかよく分からなかったのだが、「痛いニュース」の記事で引用されている2ちゃんねらーのコメントを見て分かった。

これはキリスト教東方正教会の聖人の一人である聖ゲオルギウスがモチーフになったらしい*3。ゲオルギウスはドラゴン退治の伝説があるようで、ウェールズの象徴であるドラゴンを退治せんとする様は、ある意味刺激的である。或いは侮辱的なのかもしれない。まぁ、イギリス人の作だとしたら、さすがイギリス人…と思うところではある。
ところで、朕の帝国にはまだ国旗がなかった気がする。それとも、だいぶ前に作ったんだっけか? いずれにしても、暇になったらデザインしてみようと思った朕だった。

*1:元記事はテレグラフ紙ウェブ版:http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2007/12/11/nflag111.xml&CMP=ILC-mostviewedbox。訳文は痛いニュースhttp://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1066756.htmlから引用

*2:ソニーによるオフスプリングの公式サイトhttp://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/Offspring/。なお、朕のような感想をもたれた方がいたようで、「痛いニュース」の2ちゃんねらーの反応のところでグレン団のエンブレムと比較している人がいる。

*3:本来、東方正教会といえば、キリスト教の…と分かるだろうし、一般的にはわざわざ「キリスト教〜」とはつけないのかもしれないが、知らない読者がいると悪いので、一応付けてみた。なお、聖ゲオルギウスの詳しい説明はウィキペディアを参照:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E3%82%B2%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%82%A6%E3%82%B9